肘関節について

肩関節のしくみ
主な疾患
診察・診断の流れ
人工肩関節置換術

主な疾患

肩関節の痛みを引き起こす原因となる疾患の例として以下のものがあげられます。
関節リウマチ
五十肩(四十肩)
肩腱盤損傷・断裂
反復性肩関節脱臼

関節リウマチ

主に関節の内側にある滑膜に腫れや痛み、こわばりなどの炎症を起こし、それが原因で関節の変形をきたす疾患です。典型的には特定の関節に起こるのではなく手足の指や肘、手首、足首などから発症し次第に肩関節、ひざ関節、股関節と大きな関節に発症していきます。関節リウマチのメカニズムはまだ完全には分かっていませんが、遺伝による体質にウイルスなどの刺激が加わって免疫に異常が生じて起こる「自己免疫疾患」のひとつと考えられています。臓器障害などの自己免疫疾患などの合併症をあわせ持つことも多く、そのことも考え合わせて治療する必要があります。近年、効果の高い薬が使えるようになり、治療が大きく進歩しつつあります。

五十肩(四十肩)

加齢などにより肩関節に痛みを生じる疾患の総称です。肩に疼痛(痛み)と運動障害がある、患者の年齢が40歳以降である、明らかな原因がないという3条件を満たすものを五十肩(四十肩)とよびます。

肩腱盤損傷・断裂

肩関節を安定させ、スムーズに動かすための腱板が傷ついたり断裂してしまうことで腕が挙げられない、肩が回らないなど、肩関節が動かしにくくなったり、痛みが生じたりする疾患です。転倒や事故、またはラグビーや柔道などの激しくぶつかるスポーツなどが原因で起こる外傷性の損傷や断裂(急性)が最も多いですが、加齢など長い時間をかけて損傷を来す(変性)場合があります。野球やテニスなどの肩を使うスポーツが原因となる場合もありますし、布団の上げ下ろしなどの家事が原因となる場合もあります。またタバコも血流を阻害するため腱板損傷の可能性を高める恐れがあります。

反復性肩関節脱臼

肩関節が繰り返し脱臼を繰り返す疾患です。初回脱臼の原因は転倒や激しいスポーツなどで起こることが多いです。肩関節は一回脱臼をしてしまうと、再び脱臼を起こしやすい関節です。また初回の脱臼時の年齢が若いと反復脱臼を起こしやすいと言われ、10歳代に初回脱臼を起こした場合は80~90%が再発するのに対し40歳代以降で起こした場合にはほとんど再発しないと言われています。

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